提言・実践首長会 第33回全体会合について

初霜の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、提言・実践首長会第33回全体会合を下記のとおり開催いたしますので、ご案内いたします。前回会合で、4つの提案が出されましたので、それぞれの具体化を図って行きたいと考えます。特に、今年は各地で災害が頻発して被害も出ており、対応の要となる市町村の防災・危機管理が最も緊急の課題だと思われますので、被災の「経験知」をもとに、具体的な議論を行います。また、「地域社会の自立」について、「インフラの整備」や「公共施設の長寿命化」の視点から、民活を視野に入れて検討する予定です。

現場を持つ基礎自治体の長からの発信を継続していくことが求められております。お忙しいとは存じますが、どうぞご参加、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

敬具

 

□開催概要

1.日 時:2013年11月27日(水)13:30~17:45  18:00~交流懇親会

2.場 所:5東洋海事ビル 会議室D(東京都港区新橋3-2-5)※新橋駅から徒歩7分

     【交流懇親会】都市小屋「SHU」(東京都港区西新橋2-13-6 ミタニビル3F)

3.交流会:4,000円(予定)

 

□検討テーマ(案) ※進行は弾力的に実施します。

1)挨拶   久住時男(見附市長/提言・実践首長会会長)

松崎秀樹(浦安市長/全国首長連携交流会会長)

2)自治体の災害対応・危機管理力の向上(13:45~15:15)

国土交通省東北地方整備局では、東日本大震災の経験知をまとめた『災害初動期指揮心得』を出しています。復旧・復興が軌道に乗るまでの1週間、シナリオのないシビアな決断が求められると記されています。いざという時に、勉強不足による躊躇、決断力不足による不作為、連絡不足による混乱を生じさせないように、平時から準備しておくことが大事である等、首長や危機管理担当にとっても役に立つものになっております。

また、大規模災害時等における消防や警察の任務と、国の役割の違いについてもしっかりと認識しておくことで、的確な連携が取れるものと考えられます。整備局等、国が発災時にどういう対応をするかを知ることも必要です。

今回は、東北地方整備局の「経験知」から、災害初動期指揮について考えます。

ゲスト:熊谷順子氏(被災時の東北地方整備局防災課長)、森山裕二氏(前国土交通省河川局砂防部 砂防計画課長)

※『災害初動期指揮心得』は内部市資料として作られたものですが、事務局で手配して、提言・実践首長会のメンバーにお送りする予定です。

3)持続可能な地域づくりについて(15:30~17:45)

①人口減少化の社会インフラ整備のあり方について

本格的な人口減少化が始まっており、各省とも強い問題意識を持って取り組んでいます。これまでのハード整備を中心から、今後はソフト面での取り組み強化へシフトしなければならないとされ、前回の会合では、山下祐二准教授からは、今後の自治については財政支援ではなく、制度改革まで切り込んだ議論をする必要性が指摘されました。

また、国や自治体は公共施設の維持補修経費の削減が続き、老朽化対策、更新投資対策は、喫緊の課題となっています。施設に関しては、地域が必要とする機能に合わせて多目的化・複合化・共用化といった、弾力的な整備と運用が求められます。インフラ老朽化の対策を進めるには、PFIなどの民間の力を活用する必要もあると考えます。

ゲスト:網野禎昭氏(法政大学建築学科教授)、埼玉県ときがわ町、山下祐介氏(首都大学東京准教授)、文部科学省

②Social Design 推進会議の提案

近年、「地域社会の自立と連携」を目指したソーシャル活動が行われ始めています。首長会として、多様な主体による地域社会の自立を目指した活動を発掘し、支援・連携するなかで、よりよい活動に育てていくことを推進します。企業とのコラボ事業として推進し、5月の全国首長連携交流会での発表を予定します。

4)交流会(18:00~20:00)・・・サロン集にて

会場を移動して、交流情報交換会を行います。本会を応援してくださっている省庁メンバーやこれまでの参加者に呼び掛けており、自由に意見交換をしていただきます。

 

問合わせ先

提言・実践首長会事務局  特定非営利活動法人地域交流センター(担当:橋本、丸尾)

電話03-5823-4190、FAX03-5823-4191、hashimoto@jrec.co.jp